健康に気をつかっている人が「毎日、玄米を食べているんです。」と話しているのをよく聞きます。
玄米を食べると調子がよくなった、とも耳にするし、それならぼくも「玄米を食べてみよう!」と思い立ちました。
圧力鍋は持っていないので、お米を炊けるフライパンで玄米を炊いてみることに。
結果的に、時間をかけてフライパンで炊いた玄米は、いい感じのもっちり具合でとてもおいしかったんです。
おいしい玄米をフライパンで炊いたズボラ手順
「おいしい玄米を土鍋で炊く方法」を調べつつ、自分なりにフライパンで炊いてみました。
ご飯の時間を逆算し忘れたり、途中で腰が重くなったりして、かなりズボラな調理になってしまいました。それでもおいしく仕上がっているので、成功したと考えておきます。
今回使用したフライパンは「アサヒスチール/ノンスティックフライパン/8インチ」
※それぞれの時間配分や調味料の量は、調理器具などで異なります。
1〜2回サッと水で洗い流し、15時間水につける
まずは白米を研ぐように、玄米を水で洗い流します。
しかし玄米では濁った汁などがあまり出なかったので、表面に浮いたゴミを取り除くくらい。
1〜2回ほどサッと水で洗い流したあと、水につけておきました。
水につける時間をいろいろ調べたところ、どうやら6〜7時間がいいくらいとのこと。
・朝に炊くなら、前日夜につける
・夜に炊くなら、当日朝につける
自分の食べたい時間を考えて、しっかり逆算して、調理を始めなければいけません。
しかしぼくは18時頃に玄米を水につけてしまい、けっきょく炊いたのは翌日15時。約21時間も玄米を水につけてしまったのです(特に問題なさそうでした)。
食べたい時間から浸水時間を逆算して、玄米炊きに取り組むようにしましょう。
米2合に対して水500mlと塩少々で炊く
玄米2合を炊く場合、水は少し多めの500ml。圧力鍋ではないので、水を多めにする必要があるみたい。
土鍋やフライパンで玄米を炊くときは水を多めにすると、やわらかく炊けるようになります。
「ご飯を炊く」こと自体、経験豊富なプレイヤーではないので、水の量は多く感じました。
水500mlを加えたら塩を少々。小さじ1/2を目安にフライパンに入れて、全体を軽くかき混ぜます。
サッと洗った玄米に水500mlを入れて塩を加えたら、玄米を炊く準備は完了です。
うっすら見えるピンク色の塩……。(ガリガリ削るタイプの岩塩を入れました。)
まず中火で炊いて、沸騰したら弱火にして30分待つ
ここから火をつけて実際に炊いていきます。「料理は火加減」みたいなので注意して火の強さを調整します。
まずは中火。フライパンの中がブクブクと沸騰するまでは中火のまま。
しばらく中火のままでいると、ボコボコっ!と音を立てて沸騰しはじめます。
この合図に従って、次は弱火にして炊いていきます。
弱火でじっくり炊く時間は、20〜30分が目安です。
炊きあがって米が固いのは避けたかったので、30分間しっかりと弱火で炊くことにしました。
表面にポツポツと気孔ができたら、おいしい玄米の完成
弱火にして30分ほど炊いていると、玄米の表面にポツポツとした穴が現れます。
この特徴はおそらく完成なので、フライパンの蓋を取ってやさしくかき混ぜました。
フライパンに焦げ付いたり、炊きが甘くて米が固かったりなどの失敗要素はないので、けっこう上手に炊けたのではないでしょうか。
はじめて玄米を炊いたけど、おいしく完食できました
「玄米は健康によさそうだから、一度食べてみたいな」とちょっとした好奇心でつくってみました。
はじめて炊いた玄米は、想像以上のもっちり感から米そのものの味を感じられます。
ご飯の友がなくても茶碗一杯ぺろっと完食できて、空腹をしっかりと満たしてくれます。
そして「暮らしへのこだわり」が強くなったように感じて楽しい。
つくっていて楽しいし、食べていても楽しい玄米。まだ20合以上は残っているはずなので、すぐにでもチャレンジしたいなと思います。
まとめ
はじめての玄米炊きにチャレンジしてみました。
玄米は圧力鍋で炊くのが一般的で、フライパンでやわらかく炊くには時間がかかるものです。
しかし時間をかけて炊いた分、待ち遠しさも加味されておいしく感じました。
浸水時間が3倍に伸びるほど途中で腰が重くなってしまったり、合っているのかわからない岩塩を入れてみたりと不安でしたが、おいしく炊ける手順を見つけました。
本当はうまく炊けるまでの悪戦苦闘をブログ連載にしたかったのですが、なんと1回目で成功しちゃった……。
でも、おいしく味わって食べられたので、フライパンで玄米炊きをやってみてよかった!