
小学1年生以来、約15年ぶりに冬の北海道を旅行しました。
滞在中はずっと氷点下の世界で、空気の質感から関西とはまったく異なる北海道。
寒さに震えながら一眼レフカメラで写真を撮り、楽しい思い出も残すことができたので、ブログにも書き残しておこうと思います。
伊丹空港から新千歳空港へ
出発は午前9時前の伊丹空港から。
いつもなら眠っているはずの早朝4時にアラームをかけ、新大阪駅まで電車で向かいます。
新大阪駅から伊丹空港までは510円(子ども260円)でリムジンバスが出ているので、20分ほどバスに揺られたら伊丹空港へ到着。

空港に到着したらまず荷物を預け入れ、出発までのんびり過ごすことに。
滑走路が見える展望台で大小さまざまな飛行機を眺めます。

伊丹空港から新千歳空港までは2時間ほどのフライト。
ANAは無料Wi-Fiサービスがあるけれど、「せっかくの飛行機でスマホを触るのもなぁ…」と本を読んだり写真を撮ったりして過ごします。
世の中が便利になればなるほどスマホ包囲網に追い込まれて窮屈だなぁ、と少し感じる機内でした。

午前11時前に新千歳空港に着き、まずはレンタカーを借ります。
予定よりも時間に余裕があったので、15時30分閉園の旭山動物園へ急いで向かうことに。
大人気イベント「ペンギンの散歩」は12月21日(前日)まではやっていないみたいだけど、どうなんだろう。
新千歳空港から車で2時間半。旭山動物園へ
日曜日の旭山動物園はそれほど混んでいるわけでもなく、過ごしやすい賑わいがありました。
「来園者の半分は中国人なのでは…?」と実感するほど、飛び交う言語が聞き取れません。

旅行前日にTwitterで「ペンギンの散歩は雪が少ないためまだ行われていない」と見てしまい、動物園のチケット売り場では「ペンギンの散歩は雪が少なくて開催時期が未定です。」と言われ、少しショックを受けつつ園内を散策していたところ……
園内スタッフが、ペンギン館からつづく道に赤い線を引いていました。
これはもしや…。
急遽、試験的に開催されたペンギンの散歩!
旅行前日(21日)までは行われていなかったペンギンの散歩が、なんと22日にお試しで開催されるとのこと!(スタッフさんの確認など含め)
スタッフの方もペンギンも久しぶりの散歩のため最後まで歩けるかわからないみたいですが、目の前を歩いてくれるだけでうれしかった。

ズラーっと散歩道沿いで待つ来園者は300人近くいたように思います。

よちよち歩きのペンギンたち。
国籍問わず、大人から子どもまでみんなが釘付けになるかわいさ。

ペンギンの散歩は往復する姿を見られるので、はじめは見えなくても時間が経てばしっかり見られます。(ペンギンたちがペンギン館に帰るときは見物客が半分以下に減ったので写真も撮りやすかった◎)

カメラを向けてくる人間に興味津々のペンギンたち。
ペンギン的視界には人間がどう映っているのか、すごく気になるなぁ。


1羽止まればみんな立ち止まって、1羽歩き出せばみんなが歩き出す姿がとてもかわいかった。
冬の旭山動物園を訪れるなら、雪上をよちよち歩くペンギンの姿は外せないですね。
オオカミの佇まいがもはや美しい
ペンギンの散歩をじっくり見ただけでも十分満足ですが、旭山動物園ではオオカミも見たいところ。

佇まいが圧倒的に美しい。
野生ハンターの面影が残っていて、ぼくはオオカミを見られたことに大満足。

出川哲郎さんの『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』にて、閉園前のアナウンスに反応してオオカミの遠吠えシーンがありました。
放送を見てひそかに遠吠えを期待していたところ、閉園前アナウンスに反応したオオカミ4頭が3分ほど遠吠えをする姿を目の前で見られました!
アニメなどでよく聞くオオカミの遠吠えですが、やっぱり生で聞けるとすごくうれしいです。
遠吠えを終えたオオカミたちは「あぁやっと今日の仕事終わったわぁ」みたいな雰囲気で、ササっと施設の方に帰って行ったのが少しシュールでおもしろかった。

ペンギンやオオカミのほかにも、アムールトラやほっきょくくまなど迫力満点の動物がたくさん見られて楽しい時間を過ごせました。
朝の旭川駅をのんびり散策した
旅行2日目の朝、まだ眠たいけれどアラームをかけて早起きします。(と言っても7時ごろ)
せっかくいつもと違う場所にいるのだから、駅周辺を散策しよう。

田舎っぽいイメージの旭川駅が想像以上に大きくて、今回の旅行でトップ3に入るびっくり度。

旭川駅南口にある忠別川は、外気温の寒さからか湯気のような靄がたっていました。(湯気なのかな?)
厚着して散策するだけで末端が凍りそうなのに、地元の女子高生はスカートで歩いていたから、これまた驚き。

暖房で温められた駅のドアを通ると、「あったかぁ」とみんなの顔に現れているような気がします。
ただただ寒い朝の散策中に食べるセブンイレブンの豚まん、おいしい。


道路が雪で覆われている分、電線やマンションなどによって「ごちゃつく街並み」が目に入るのも、冬の北海道ならではなのかなと思います。
まるでアナ雪の世界。雪の美術館に足を運ぶ

旭川市内から少し離れた場所に「雪の美術館」はありました。(車で10分ほど)
雪をかぶった城もあり『アナと雪の女王』の世界観に入った気分になります。

雪の美術館に入ってすぐに螺旋階段を降りていくのですが、この螺旋階段も落ち着いた雰囲気でよかった。

四方を氷で囲まれた空間はとても幻想的でした。
ぜひ実際に訪れて、自分の目を通して見てほしいスポットです!

ドレスやタキシードを着てお姫様・王子様体験ができるらしく、海外からの観光客も体験を楽しんでしました。(セルフウェディングフォトをしてる人もいたり)
見て回るだけなら1時間もかからず、旭川駅前から車でアクセスしやすい立地なので、1度訪れてみるのもおすすめです。
青い池に向かうも、広がる白銀の世界
青い池は夏に見に来たいスポット
なんの事前情報もなく「青い池」を見にいくことに。

青い池に向かう道中、車を止めながら冬の北海道をカメラに収めます。

なんでもない風景ではあるけど、雪が積もっているだけで撮りたくなってしまいます。
青い池に到着するも……

よく考えれば当然の景色ではありました。。
台湾あたりから訪れたであろう観光客も、「ここがレイク?アッチ?」と聞いてくるほど、想定外だったのでしょう。(ガイドブックの青さを見たら驚くよね)
「青い池は夏に来るべし」と身をもって確認できたので、夏の北海道を訪れるよい口実ができたということで!
冷えた身体を十勝岳温泉で温める
青い池のある場所から車で30分ほど、十勝岳温泉があるので冷え切った身体を温めます。

温泉内の写真は撮れませんが、冷えた身体が生き返るような気持ちよい温泉でした。
色:オレンジと茶色の中間くらい
におい:かなり濃い鉄分のにおい
浴槽数:6(露天風呂含む)
温泉のにおいは、雨が降ったときの鉄棒のにおいでした。(マグネシウム?が多いのか、よく洗い流さないと髪がパシパシになります)
鉄のにおいは強いけど、とても気持ちよかったです。

露天風呂からは雪をかぶった十勝岳を眺められ、温まりながら見る雪景色は格別でした。
朝の富良野駅周辺をのんびり散策する
旅行3日目の朝、富良野駅周辺を散策します。

北海道の中心に位置することから、富良野駅周辺には「へそ」をうたったお店が多くありました。

富良野駅は旭川駅より小さかったけれど、どこか落ち着く雰囲気を感じられました。
外国人観光客に混ざりながら、境町本通りを観光
最終日は、外国人観光客あふれる小樽です。

北一硝子(きたいちがらす)でお土産を買いました。

六花亭にて、自分のおやつ用に「マルセイバターサンド」5個入りを買っちゃいました。
「マルセイバターサンド」はたまに食べると病みつきになるおいしさですよね。

小樽スヌーピー茶屋でチャーリーブラウンのマグカップを買い、あとは街並みをたくさん撮り歩きます。

レンガの建物と信号機を画角に入れたくなってしまいます。

小樽オルゴール堂では数千個のオルゴールが並んでいて、心地よい音がたくさん聞こえてくる空間でした。
星野源さんの『SUN』やRADWIMPSさんの『愛にできることはまだあるかい』が流れるオルゴールを買いたくなりましたが、メロディを掴みきれなかったのでやめました。
オルゴール堂を聞いて回っているうちに、帰りの飛行機の時間が近づいてきました。
新千歳空港で少しゆっくりするために、急いで小樽を離れます。
まとめ
3泊4日の北海道旅行の思い出を、33枚の写真とともに書き残してみました。
4日間の旅行を1記事におさめたので、グルメ系までまとめる余裕がありません。
でも、旭川のおいしいラーメンや富良野の家庭的な焼肉、小樽の新鮮なお寿司など、食も堪能した旅行です。
10年たっても20年たっても「2019年の冬の北海道はよかったなぁ」と色あせない、ささやかな思い出に満たされた旅行になりました。
「冬の北海道旅行」はここまでです。読んでくださりありがとうございました!